誕生と死/その気があれば、恋愛でも、ディナーでも、受験でも、スポーツでも、なんでも、複数回出来る。

しかし、 誕生と死は、1回しか出来ない。

しかも、元に戻ることは出来ない。

全ての人は、誕生は経過している。

残るは、死のみ。

稀少品、貴重品は、価格が高い。

すると、死は、高価な一品。

しかし、死ねば、その価値を手にすることは出来ない。

だから、死を迎える権利自体に価値がある。

故に、その権利を簡単に手放してはいけないんだ!