米川耕一法律事務所

終身刑からの解放

 もっと幸せに! 132 (楽しい人生への道しるべ)
 終身刑からの解放
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 代表弁護士 米川耕一 平成17年9月29日

1.今回(132号)は、「終身刑からの解放」です。

 終身刑とは、重罪を犯したため、一生刑務所から出られない刑です。生涯、自由を奪われるわけです。

2.なにも刑務所に行かなくとも、人間は「心の牢獄」に閉じこめられていることが少なくありません。
 出口の見えない貧しさ、病に罹った絶望、いっこうに上向きにならない売上高など現世の不自由はもとより、あの世に行けば自由になるという保証もありません。

 また、輪廻転生を信じるとしたら、また、この世にまた生まれるわけですから、不自由さは永遠ともいえるでしょう。永遠の不自由。何と絶望的な言葉でしょうか。

 その牢獄から脱するために修行をする人もいますが、本当に解脱できるのはごく少数の優れた人間でしょう。

 人間は、永遠の終身刑を科されているかのようです。生きるも苦、死ぬも地獄。たまに、楽しい時があっても、それは永遠に続く暗い闇の一瞬の微かな光。


3.生きても、死んでも、生まれ変わっても、「苦」が続くのであるならば、「苦の中に生き、苦の中に死に、苦の中に生まれ変わる」しかありません。


4.さて、「苦」とは、苦の対象自体の特性なのでしょうか? 例えば、「金欠」を考えてみましょう。

 金欠のとき、経営者でしたら、どのようにして売上を上げようかと必死で考えます。

 その努力の結果、売上が向上すれば、「苦」は、実は「発明の母」であったということになります。

 ならば、「発明の母」という、対象の持つ良い面を先取りすれば、「苦」は「成功への必須のステップ」と変容するわけです。

 問題は、心が落ち込んでいる時、そのような積極的なものの見方がなかなかできないということです。


5.解決策! 私が昔から提唱していますように、「内心では何を思ってもよい。

 絶望してもよい。しかし、口先だけは、積極的な言葉を唱えよう。1、2、3回と繰り返せば後は大丈夫。」。これです。皆様のお好きな言葉で構いません。


6.私の好きな言葉のひとつは「ハッピー、ハッピー、ハッピーラビット」です。

 さあ、今日も「ハッピー、ハッピー、ハッピーラビット!!」


      以 上   
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