米川耕一法律事務所

永遠の魂と今生の生

 もっと幸せに! 143 (楽しい人生への道しるべ)
 永遠の魂と今生の生
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 代表弁護士 米川耕一 平成18年1月4日
1.明けましておめでとうございます。今回(143号)は、「永遠の魂と今生の生」です。

仕事や友人関係を通じ、様々な方とお会いして、人生の裏側が分かってきました。 

一見、人も羨むようなリッチな生活をしている人でも、ほとんどの方が苦悩を抱えています。

莫大な隠れ借金、病気、夫婦不和などの家庭問題、常勝義務感から来る精神的重圧、会社安泰による生きがいの欠如など様々です。まさに人生は苦の連続のようです。


2.ある時、ハッと気付きました。田中太郎さんという人物を作っているのは、@今生の肉体や生活とA過去・現在・未来に渡って永遠に広がる魂の2つの面です。

そして、病気などの様々な苦しみは、今生の生活や肉体に降りかかってくるものです。魂に直接は降りかかってきません。


3.ただ、魂は、肉体や生活に困難が到来していることを知覚することはできます。

そして、魂を肉体等と一体に考えて、痛めてしまうか、あるいは、肉体と魂を完全に分離して考えて魂を鍛えるチャンスが到来したと考えるか、私達は選択することができます。


4.後者を選択すれば、悪化した経営状態を何とか立て直そうと必死の努力をします。経営の本を読んで研究したり、心理学の本を読んで苦しみを軽減する技を研究したりします。

こうして魂は磨かれます。考えてみてください。目前の、今生の苦難がなければ、魂を磨くチャンスを逃してしまったのです。貴重な時間が無為に過ぎゆきました。


5.さて、真面目さ故に、そして優しさ故に、悩みをだれにも言えず、うつ病となり、自殺に追い込まれる人々の特集を、NHKで、放映していました。

家族や従業員に心配をかけないために、苦悩を一人で抱え込んでしまう本当に気の毒な経営者、高齢者の姿がありました。

実は、悩みをうち明ける相手は沢山いるのです。

「本」です。

苦難を克服し、生きる意欲をかき立ててくれる本が沢山出ています。

独りぼっちではありません。


6.苦難の最中にある方は、永遠の魂の旅という視点からみれば、ブラッシュ・アップの大いなるチャンスを与えられた「選ばれた方」なのです。

他の誰にも与えれらない、貴重なチャンスを与えられたのです。

胸を張って、「おっと、破綻ぎりぎりまで来た。これで魂が益々磨かれるそ。神様は、自分を選んでくれた。誰にもない、宝物を与えていただいた。有難いことだ。」等と言えるのです。

そして、魂がブラッシュ・アップされれば、再び、今生での発展も始まるのです。
      以 上   
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