米川耕一法律事務所

嘘も方便

 もっと幸せに! 148 (楽しい人生への道しるべ)
 嘘も方便
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 代表弁護士 米川耕一 平成18年2月27日

1.今回(148号)は、「嘘も方便」です。

 「嘘をついてはいけない。」。

私達が子供の頃、親からよく言われたことです。

この「誤った」教えに心理的に捕らわれることによって、多くの人が大人になっても苦悩を深め、人生を楽しめなくなってしまっています。


2.例えば、暴力的な人が、交渉の相手となったとします。

私は、このような時は、身の安全を確保するために、どんどん嘘をつきなさいと言っています。

 「今、顧問弁護士に相談しています。」

 「今、警察に相談に行っています。」などと、自分を守ってくれる人が沢山いるようなイメージ作りをするのです。

その嘘をつくことによって、一体誰が被害を受けるのでしょうか。誰もいません。


3.また、レストラン等で、決して美男でないソムリエに「かっこいいね。」と言って誰が傷つきますか?

その嘘によって、幸せなディナーが期待でき、皆が幸せになるのです。


4.私達は、子供の頃親に言われたことを、大人になっても無批判に反復する習性があります。

自分の自動的な反応を、今一度検証してみると、世界が大きく広がって、生きる喜びが増すに違いありません。
      以 上   
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