こんなに尽くしてきたのに
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152 (楽しい人生への道しるべ)
こんなに尽くしてきたのに
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代表弁護士 米川耕一 平成18年4月21日
1.今回(152号)は、「こんなに尽くしてきたのに。」です。
数ある離婚事件のなかには、妻が「家族のためにこんなに尽くしてきたのに、なぜ私がこんな酷い仕打ちをうけなければならないの!」と怒り、嘆き悲しむ例があります。
実際、その妻は、家族のために一所懸命働いてきたのです。
それなのに、子供は母を嫌い、夫は他の女性の下へ走ってしまいました。
2.この妻の根本的な誤解は、「自分の心の地図」と「他の家族の心の地図」は、異なるということに気付かなかったことです。
「妻→一所懸命尽くしてきた。」「夫→いちいちうるさい。息が詰まる。」ということなのです。
夫は、うるさいと思うだけで感謝の気持ちなど持てません。
3.加えて、妻は、「家族の為の私の努力は何だったのだろう?」と深刻に悩み始めます。
これまでの人生が無駄であったかのような喪失感、絶望感に捕らわれて行きます。
4.さて、妻を救うために、「心の地図」を再び変えてみましょう。
「重要なのは結果だ。」と知らず知らずのうちに思いこんでいる独断を「重要なのはプロセスだ。」と変換します。
すると、夫や子から理解されなかったとしても、「相手が理解してくれなくとも、他の人の為を思って、早朝から深夜まで、尽くしてきた。」という努力そのものが光り輝いてきます。
さらに、その誠実さが、神様によって、永遠に評価されると考えたら、悩みは雪が融けるように消え去って行くことでしょう。
以 上
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