米川耕一法律事務所

清掃のおじさん

 もっと幸せに! 166 (清掃のおじさんになったら)
 清掃のおじさんになったら
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 代表弁護士 米川耕一 平成18年11月14日

1.今回(166号)は、「清掃のおじさんになったら。」です。

人間関係の問題を背負って怒っている貴方。

嫌な上司、だらしのない部下、いい加減な配偶者、・・・・・。

本当に嫌になってしまいますね。


2.ところで、貴方は、マンション清掃のおじさんの苦労を知っていますか?

燃せるゴミ・不燃ゴミを一緒くたにして袋に入れて出す住民、いったん袋をほどいて区分けし直さなければ業者が持っていってくれません。

ペットの死骸を袋にいれて出す住民、悪臭をかがされる、管理会社に改善を申し入れても住民は何処吹く風、下請けの会社に勤務しているのだから我慢しろと言われる、嫌なら辞めてもいいとも言われる、・・・・・・・・。

この世の一番辛い立場におじさんはいるのかもしれません。


3.法人タクシーの運転手さん。

命令調の嫌な客、酒臭い客、値引きを求める客、どんな客でもジッと我慢の運転手さん。

「お忘れ物ありませんか。ありがとうございました。」と、苦しい経済状況の中で運転手さんは笑顔で精一杯のサービスに努めていらっしゃいます。

タクシーの運転手さんは何でこんなに人格が出来ているのだろうかと不思議に思うくらいです。


4.貴方の苦労は、この方々に比べたら苦労のうちに入りません。まだ、極限の苦労をさせられていないことに感謝なさったらどうですか?

 あの、斉藤ひとりさん曰く「いやな上司のところに行くときは、さあ、これから滝に打たれる修行にゆくぞ。」との気持ちでと。
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      以 上   
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