50年、100年経てば
50年、100年経てば
124号
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代表弁護士 米川耕一 平成17年4月27日
1.今回(124号)は、「50年、100年経てば」です。
「そんなこと恥ずかしくてできない。」
「借金で苦しくて、苦しくて。」
「子どもの親権が私のものにならないのなら、死んだ方がいい。」
・・・・・・・・。
職業柄、毎日のように私はマイナスの言葉を浴びせられています。
2.あなたは、江戸時代、明治時代の特定の人(例えば、山田二郎さん)が、「今月の家賃が払えない。苦しい。苦しい。」と言ったことを知っていますか。
昭和時代は?
平成になってからは?
50年、100年経てば、あなたの苦しみを知っている人は皆無になるでしょうし、数年でもあなたの個人的な苦しみは人々の話題に上ることもなくなります。
3.少なくともお金に関して、「苦しい」という気持ちをよく考えてみますと、「倒産したら、格好悪い。」「借金を返せないと恥だ。」などと、実は、人の自分に対する評価が下がることに怯えていることが大変多いことに気付きます。
地上に、あなたひとりしかいなければ、お金がなくとも苦しむことはありません。
4.現在、いろいろなことがあっても、何年か経てば、あなたのことなど世間は忘却してしまうのです。
皮肉なことに、あなたは、人々がいつまでも話題にするような「有名人」ではないのです。
5.「好きにおやりになったら。どうせ、死んだら直ぐに忘れ去られてしまいますよ。」 このような一言で私は、何人もの方に元気になってきていただきました。
*
以 上
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