米川耕一法律事務所
心を打つ手紙
 心を打つ手紙        

 2003年8月4日 代表弁護士 米川 耕一

今回は「心を打つ手紙」です。


私は、ある教え子と、たまに、メールのやりとりをします。


元来、さっぱりした、とても明るい性格を持った人ですが、最近、益々、メールが輝いて見えるようになり、メールを見ているだけで私の心が幸せになるのでした。


人間からオーラが出ているように、ディスプレイに表示された文書から「輝き」や「思いやり」を感じるのです。


一方、失礼ながら、十分高等教育を受けていないある方から、本シリーズなどについての感謝の手紙をいただきます。


文章はお世辞にもうまいとは言えませんし、意味がよく分からない所もあります。


しかし、強烈に「気持ち」が伝わってくるのです。


お礼の手紙に、心底、感動します。


このお二人に共通することは何だろうと考えました。


元々の性格が明るいこともありますが、つらいことを克服され、今はとても楽しい気分で仕事に励んでおられます。


ある機会に、私は、軽い催眠状態に入ってもらい、自由にイマジネーションをしてもらいました。


そのイマジネーションの映像自体が明るい場面であることは予想したとおりでしたが、催眠が深まると「世の中の人、皆が幸せでありますように。」という言葉が、そのお二人の口から、自然と出てきてしまいました。


イマジネーションは個人的な願望を達成するために行うことがほとんどですので、「世の中の人、皆が幸せでありますように。」というような言葉が飛び出してくることは全く予想していませんでした。


その言葉は、潜在意識の領域、魂の根元から出てきました。


私は、驚くと同時に、その人に畏敬の念を抱きました。


魂の美しさに年齢は関係ないこと、表面的な現象だけではなく、魂の根元を理解するように私自身が努力を重ねなければならないことを再認識した次第です。


そして、私が、メールや手紙から受けた美しい輝きは、実は、その人たちの魂の輝きそのものであったのでした。


                         以 上
(次)


  Copyright © 1999-2003 koichi yonekawa , all rights reserved.