米川耕一法律事務所
リフレイミング
リフレイミング  93号 
 2004年1月27日 代表弁護士 米川 耕一


1.今回(93号)は、「リフレイミング」です。

 「あ〜あ。朝5時に起きなきゃならないなんて。」こう夫に不満たらたら言われたらあなた(妻)はどう答えますか?


2.「ゆっくりお昼まで寝ていてください。ホームレスのように。起きたら、残飯を漁りに行ってくださいね。」と答えてみましょう。あなたはシャキッとした夫の顔を見ることになるでしょう。

3.人間はどうしても物事の一面、それも自分にとって悪い面をみる習癖があります。

 しかし、全ての出来事には2つ以上の側面があります。そのどの側面をとらえるかは正に各個人の選択にかかっています。

4.悪い側面を見るという習癖を直し、良い側面を見るようにすることを「リフレイミング」と言います。

 私達は、毎日の生活で無数の事象に直面します。

 その一つ一つにおいて、どの側面を重視するかという選択をする自由があるとともに、選択の結果が未来を形成してゆきます。

 ものの見方、すなわち、心の在り方が現実を形成してゆくわけですから、悪い面ばかりを見続ければいずれもっともっと悪いことが起きてきます。

 良い面ばかりを見るようにすると未来はバラ色に輝いてきます。

 私達の人生は自分の選択の積み重ねであり、人生は実は自己責任なのです。


5.今月(平成16年1月)は、ほとんどのレストランが売上低迷で悩んでいます。

 リフレイミングしてみましょう。

(1)「新しいメニューの研究をする時間がとれた。」

(2)「これをきっかけに仕入れ代金の値引き交渉ができそうだ。賃料だってまけてもらえるぞ。」

(3)「銀行から借りよう。融資のお礼に支店長をお招きして、うちの素晴らしさを口コミに乗せてもらおう。」

6.以下の例にならってあなたもやってみましょう。

(1)「離婚」→「輝ける新人生のスタート」「葛藤状態からの脱出」

(2)「敗訴」→「紛争の平和的解決」「相手への無償の愛」

(3)「不倫」→「大冒険」「味わいのある人生」

                      以 上

(次)


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