1. 今回(190号)は、「変わりゆく」です。
露天風呂につかって、静謐を味わっていると、水面から蒸気が立ち上るのが見えました。
蒸気はいろいろな紋様を描きます。
紋様は刻々と変化します。
紋様は、変化しつつ、上昇してゆきます。
やがて、紋様は空気にとけ込んで消えてゆきました。
そして、水面からは次から次へと新しい蒸気が誕生し、同じように、紋様を描きながら、
上昇し、やがて、消えてゆきます・・・・・・・
紋様を見ているのはわたし。
そして、わたしも、実は、蒸気の紋様なのでした・・・・・
(老子的、そして、量子論的知見に基づく発想です。)
2009/04/16
米川耕一エッセイ もっと幸せに!