米川耕一エッセイ　もっと幸せに！

１．　今回（１９９号）は、「あたられて・・」です。
わたしはクッション
ハックション

ご主人様の　お尻にしかれる日々
ときどき　蹴っ飛ばされたり　ぶん投げられます

髪の汚れや　寝込まれたときの涎も　かぶります
たまに洗ってくれるけど　ほんのたまに

そんなご主人様だけど　縁あって　わたしを買ってくれた
沢山いる仲間のなかから　たったひとり
わたしだけを買ってくれた

ご主人様　ご機嫌悪いときもあるけど
せいいっぱい　大事にして差し上げようと
思うわたし　

いずれは　ゴミとして捨てられるでしょうね
でも　それはそれ
巡り巡って　また新しいご主人に仕えることになるかもしれません
それまでは　せいいっぱいに・・・