絶体絶命
もっと幸せに!
140 (楽しい人生への道しるべ)
絶体絶命。もう、後がない!
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代表弁護士 米川耕一 平成17年12月9日
1.今回(140号)は、「絶体絶命。もう、後がない!」です。
明日の手形決済まで、あと24時間しかない。一週間後に給与を支払わなければならないが、資金が500万円不足している。入金の目処が立たない。
絶体絶命。経営者でしたらほとんどの方が経験されているでしょう。一体、どうしたらいいのか?
2.こうすれば大丈夫。
(1)今から20年前、私は、7000万円のマンションを買いましたが(半分はローン)、購入後の手持残金は800万円でした。
当時は小規模の事務所でしたので月の経費は100万円位です。800万円あれば、十分ゆとりはあったのですが、当の本人にとっては心が金欠感覚で支配され、苦しみの毎日でした。
危機的状況にあるとき、人間は視野が大変狭くなってしまいます。
また、個々人の幼児期からの習癖として、物事を悲観的に見る人の場合、その傾向はさらに強まります。
従って、まず、客観的な状況を知ることが大切です。本当に資金が足りないのか。どこかで貸してくれるところはないのか。
頭は麻痺していますから、紙に書かなければダメ。紙に書いて整理します。
すると、こころが少し落ち着いてきます。
(2)次に、最悪の事態になった場合、どうなるかを、やはり紙に書きます。
不渡りを出して倒産して、・・・・・・と。すると、倒産したって、ご飯は食べて行ける、破産手続をして、整理すればよかろう、などと、思いの外、大丈夫ということが分かってきます。
さらに、気持ちが落ち着いてきます。
(3)後は、冷静に打てる手を打ちます。
すると不思議なことに、急に入金があったり、支払を延期してもらえたりする出来事が起こってくることが大変多いのです。
3.あなたは、100年前、いや、50年前に自己破産した人を知っていますか?
いろいろあっても、時間が経てば、皆忘れ去られてしまうのです。時が自然に癒してくれます。
人生、あまり、力まないことです。楽しく生きましょう。
以 上
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