ロマンチックな夜〜イマジネーション
もっと幸せに!
153 (楽しい人生への道しるべ)
ロマンチックな夜〜イマジネーション
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代表弁護士 米川耕一 平成18年4月26日
1.今回(153号)は、「ロマンチックな夜〜イマジネーション」です。
2.パリ郊外のホテルに泊まっています。
601号室の窓から外を見ると、はるかにヴェルサイユ宮殿の庭が広がり、豊かな緑には羊がのんびりと。
時を忘れるかのように、徐々に日は沈み、2月の凍てつく寒さの中、星空を見に外に出ます。
スーッとした空気の中、満天の星空が見えます。
キラキラと漆黒の夜空に。
かつて見た星座が無限の彼方に広がっています。
天の川は薄い霧のよう。
時々流れ星が。スーッと。
やがて、かすかに、カフェから、クラリネットの演奏が漏れ聞こえてきます。
曲は、スターダスト。
星と音が共鳴します。
エレガントなダンスです。
言葉を交わすこともなく、ただただ星と音楽のハーモニー、そして、その奥にある宇宙の神秘を。
ゆったりと、フォアグラの香りが忍び込んできました。
微かな風が運んできました。
甘酸っぱいエレガンスを想い出す。
微かに開いた唇から漏れる息が白く流れ、生きているよと。
ゆっくりと寄り添って、そっと、我が家のような温かいホテルに向かいます。
足元の芝生が微かに夜露に濡れてきています。
レストランのドアに近づくと、静かにドアが開き、初老のメートル・ドテルが優しく「ボン・ソワール」。
優しく、そっと、エレガントに。
気品あるマドモワゼルを先に、秘密の花園に足を踏み入れてゆきます。
呼吸はさらにゆったりと。
窓際の温かな木製のテーブルに、ゆったりと案内され、静かに腰をおろします。
ソフトなクッション。
テーブルにはゆらゆらとオレンジ色のロウソクだけ。
やがて、シャンパーニュが2人のために、そっと、整えられます。
泡の向こうには懐かしい過去が。
かつて、このレストランで楽しい時を過ごした人々のゆったりとした歩みが。
そして、不思議で、豊かで、エレガントで、幸せな時が始まります・・・・・・・・・・・・・・
以 上
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