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売上げ向上のヒント!)
2001年8月1日 代表弁護士 米川 耕一
1. 多くの経営者から相談を受けていますと、「売上が伸びない。」「売上げが30%落ちてしまった。」などの悩みを多く聞かされます。そこで、今回は、「売上向上のヒント」を御紹介します。
2. この類の悩みを持つ経営者に共通していることは、売上向上の為の具体策を必死になって模索していないことです。悩みに囚われてしまって「困った。困った。」などの聞くに耐えない愚痴の繰り返しで、どうしたらよいかを必死で考えていないのです。
レストランに例をとりましょう。酷暑のせいで客足が遠のいていると思ったら、客を呼ぶような皿、例えば、冷たいパスタを用意するとか、酷暑割引サービスをするとか、工夫はいくらでもできるのです。
3. ところが、悩みの虜になっていると、工夫する意欲もなくなっていることが多く、この点の打破をシステムとして考えることが必要になります。
4. その為に、まず、「売上倍増ノート」を作ります。このノートを24時間いつも手元において、いつでも思いついたことや他の人からのヒントを記載します。加えて、肝心なことは、記載したアイディアのうちコスト・パフォーマンスのよいと思われることは即座に実行することです。「善は急げ。」です。
5. 私自身は、B5サイズのパソコンなどを手元において、浮かんできたアイディアを直ちに記載し、それを直ちに実行し、実行が完了したらその旨の印を付けるようにしています。
6. このように「売上倍増ノート」をつけることは単にアイディアを記録することに止まらず、新しいことを積極的にやろうという前向きの姿勢を持つ習慣を形成することになり、そのような積極的な姿勢自体が大変良い結果を招くことにつながるのです。
7. ところが、「売上倍増ノート」を付け始めて、良いアイディアが浮かんでも、「そんなことはかっこが悪い。」とか「時間がない。」などとせっかくのアイディアを死蔵させてしまう人が少なくありません。
8. そのような人に私は言いたい。
売上向上の為ならなんでもやるという気概がないようなら経営者を辞めてしまえ!
「かっこが悪い。」「時間がない。」などと言っている場合か!
時間がなければ時間を生む工夫をせよ! かっこより金だ!
9. 要するに潜在的顧客に経営者が会社を守り、発展させようとする「気迫」「覚悟」がびしびしと伝わるかどうか。お客はその気迫を鋭敏に嗅ぎ分けているのです。
以 上