2002年5月10日 代表弁護士 米川 耕一
1. 今回は、「実現の秘訣〜心の調和」です。本稿は心が諸々の現実を作り上げてゆくこと(唯心論)を前提としています。
2. 新会社を立ち上げる、お金持ちになるなどの目標を実現するためには心の中でそのイメージをまず作り上げることが必要であるということは多くの人が言ってきたことです。
しかしながら、それが実現しないことも多いことも事実です。なぜでしょうか。
3. 理想を抱きながらそれが実現しない人を詳細に見ていますと、無意識のうちに、理想と反対の言動を行っていることに気がつきます。
例えば、お金持ちになることを目標とし、その実現の為にイメージ作りをする人を例に取ってみますと、現在行っていることがイメージに全く反している場合が多いのです。
心のなかでお金持ちになって生活をエンジョイしている姿をイメージしたのならば、生活の全般に渡ってお金持ちらしく振る舞わなければなりません。
請求書が来たら、ため息をつくのではなく、すぐに気前よく支払ってしまう、あるいは、請求書を見ないようにするために口座引落とする。
口が裂けても、お金がないとは言わない。支払うお金が不足していたら、仕事で忙しくて支払の為に銀行に行く時間がないと別の理由をもって自分自身に言い聞かせるのです。
このように、自分の内心と外面の行動を一致させるようにしてゆけば、心が現実を作り上げてゆくという精神法則が大変よく機能するようになってゆくのです。
4.そうは言っても入金がなければ愚痴を言いたくなるというのが普通でしょう。そこで、そのような心の動きに対する対処方法を考えなければなりません。
以下、その対処法をいくつか挙げてみましょう。
(1)いやな物は見ないようにする。上述の請求については口座引落とすることはそのひとつの方法です。
(2)借金があること、お金が入らないこと自体を「資産」と考える。よく考えてみてください。
使い切れないくらいお金があったらあなたは何をするでしょうか。
倒産会社へのアドバイスをする組織である八起会の会長さんは若い頃予想外に会社が発展してしまったため、会社に出ることがなくなり遊興に走り、倒産してしまったそうです。
逆に、お金の苦労があることによって心理学を研究したり、神仏にこころから帰依したりする人も多いのです。つまり「ないこと」自体が心の資産となりうるのです。
この点に気がついてくると、「資産がある。」という心が展開して現実界に「資産がある状況」が現出するようになるわけです。
(3)過去に無事切り抜けたことを指折り数えて、たくさん思い出す。
5.いつまでたっても苦しいことを繰り返すという方は、「苦しい」と思ったことがその原因となっていることを思い起こされるとよいでしょう。
以 上
(次)
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