米川耕一エッセイ もっと幸せに!

2024/12/22 米川耕一エッセイ もっと幸せに!

朝の通学路

朝の通学路。

 小中学生、サラリーマンなど多くの人が駅へ向かう。

小学校4年生くらいの女の子、ひとり、下を向いて歩いている。

深い悩みを抱えていると察す。

 

 話しかけることは、背後にありうる親から、邪推されることもあるので、しない。

彼女の前に一人歩きしながら、彼女の悩みを推察し、勝手に独り言を言う。

 しばらく経つと、背後の彼女から、「ウン、ウン」という相づちが聞こえ始めた。

「ウン、ウン」は、次第に強くなり、大きくなった。

 しばらく歩くと、横断歩道。私は直線、彼女は左に別れる。

左に先行した彼女。

 笑顔で、「ありがとうございます! 分かりました。」と、ご挨拶。

私も笑顔を返した。

 

 

 

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