今回(186号)は、「今ここにいる奇跡」です。
「今の時点」から、これまでの人生を振り返ってみましょう。
まず、受精時。白血球などの攻撃をかわし、三億の中からたった一つ生き延びられた精子。なんと幸運だったのでしょうか。
やがて受精、出産。その際には、流産・死産の危機をも乗り越えました。
幼稚園、小学校、中学校、高校、(大学)、(就職)・・・。
この間、病気、交通事故、溺れ、親からの虐待、いじめ、金欠、身内の病・死、・・・いろいろな危機があったことでしょう。
しかし、「今ここに存在している」という厳然たる事実は、これらの全ての問題を切り抜けたことの証拠です。
一方、それぞれの危機のときには何かを学んだはずです。従って、危機は、トータルで考えれば、得だったということが少なくないはずです。
この事実に想いを馳せるとき、幸運の女神は未だ自分の側にいること、そして、自分自身の中には崇高な向上力があることに気付かれることでしょう。
あなたの強運に乾杯!
2008/12/15
米川耕一エッセイ もっと幸せに!