米川耕一エッセイ もっと幸せに!

2025/03/19 米川耕一エッセイ もっと幸せに!

男時(おどき)・女時(めどき) 

飽きたら お休みなさい。

しばらくすれば

女時(めどき)から男時(おどき)への変化が始まる。

女時(流れが停滞するとき)は、男時(流れに勢いがあるとき)への、変化のプロセスなり。

世阿弥による心理分析。

※男時(おどき)とは良い流れがあるとき、女時(めどき)とは流れが停滞し耐えるときを意味するとあるが、それだけではない。女時(めどき)は、超回復に向けて、研究を重ねる蓄積の時ともいえます。

解説:世阿弥 風姿花伝第七別紙口伝より

 時の間にも男時女時とてあるべし `いかにするとも能によき時あればかならずまたわるき事あるべし `これ力なき因果なり・・・


(現代語訳)
 時には男時(陽の時)・女時(隠の時)というものがある。どうしても、能にも上手くいく時があれば必ずまた上手くいかない時がある。これは人智の及ばぬ因果である・・・

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