米川耕一エッセイ もっと幸せに!

2021/04/21 米川耕一エッセイ もっと幸せに!

反社会的勢力

思えば、中学三年のときから、差しで、番長と闘ったりの人生だった。
司法試験が難しかったころは、弁護士も少なく、相手方に、いわゆる事件屋という暴力的人間が代理人となり、その危険人物と闘うことも普通だった。
暴力団の組にひとりで交渉に乗り込むときは、死を覚悟し、さらしを巻いて家を後にした。

しかし、それは、実は、仕組まれた教育だった。
その危険地帯で鍛えられた技術は、深層心理学的技法も含め、その後の弁護士人生に限りない益をもたらした。

人生の苦難にあるときは、実は、仕組まれたプロセスであることを意識することが、生きる意義に通ずるんだよ!

 

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