しのいでしのいで
もっと幸せに!
133 (楽しい人生への道しるべ)
凌いで、凌いで(しのいで、しのいで)
<
↑
>
代表弁護士 米川耕一 平成17年10月6日
1.今回(133号)は、「凌いで、凌いで(しのいで、しのいで)」です。
あなたは、今、熱帯の広大なジャングルにいます。
足下は深い湿地帯です。
熱帯植物が天をも覆うごとく生い茂り、あなたの行く手を遮っています。
2.蒸し暑い。
喉はカラカラ。
息切れがひどい。
病を運ぶ蚊も沢山飛んでいます。
下着まで汗でグッチョリ。
背負った荷物が重く、背中全体が凝り固まっている。
足も思うように動かない。
3.でも、あなたは、そのジャングルを切り抜けて、遙か彼方の目的地まで行かなければならない。
あなたは、生まれ得なかった三億人の唯一の代表者であるからです。
この世に生を受けられなかった三億人があなたに全てを託している。
「生きよ。生きよ。生き抜け。」と三億人があなたを声援しているのだ。
4.「凌いで、凌いで、凌ぎ抜く。」「耐えて、忍んで、忍び抜く。そして、勝利!」やがて、熱帯植物の切り裂き方をあなたは知る。
蒸し暑さにもなれてくる。しばし休んで、背中の凝りをとる運動も編み出す。
飛ぶ蚊もあまり気にならなくなってきた。
渇いた喉は植物の樹液をすすって凌げるようになってきた。
最適な休息の取り方も分かってきた。
5.さらに、昨日凌ぎきったことに感謝の気持ちが湧き、凌ぎきったことがあなたに自信を持たせることとなった。
再び、一歩、一歩と、ジャングルを凌ぎ歩んでゆく。
6.やがて、あなたは、ジャングルを抜ける。
長かった。
美しく澄み切った青空、爽やかな風、ラベンダーの香り、人々の歓迎の声。
その時、あなたは、誰もかなわぬ忍耐力、創造力、実行力を獲得しているのだ。
そして、その能力はあなたの永遠の財産となる。
7.あなたは知らなかっただろう。
神は、はるか上空から、ジャングルを凌ぎ進んで行くあなたをジッと見守っていたのだ。
あなたに愛を送りながら。
やさしく微笑みながら。
以 上
<
↑
>