米川耕一法律事務所

ハイリゲンシュタットの遺書

 もっと幸せに! 138 (楽しい人生への道しるべ)
 ハイリゲンシュタットの遺書〜ベートーヴェンの精神
<  
 代表弁護士 米川耕一 平成17年11月15日

1.今回(138号)は、「ハイリゲンシュタットの遺書〜ベートーヴェンの精神」です。

 ベートーヴェンは次第に失ってゆきました。

 音楽家にとって最も大切なもののひとつ、聴力をです。

 そして、1802年には、聴力を全く失ってしまいました。


2.絶望した彼は、療養先のハイリゲンシュタットで、遺書を書きました。

 「絶望だ。しかし、自分には芸術がある。この完成までは死ぬわけには行かない。忍耐だ! だが、その完成までに死が迎えに来たらそれはそれで受け入れよう。」概ねこのような内容でした。

 その後、彼の音楽は深化を進め、多くの素晴らしい作品が残されました。

 彼が聴力を失わなかったら、果たしてこれらの作品が出来ただろうか?


3.さて、ベートーヴェンを聞くときに、偽物の演奏に騙されてはいけません。

 ベートーヴェンの精神を感じるには、本物の演奏を聴くことです。

 以下、あなたに生きる喜びを与える名演奏を御紹介します。



 (1)トスカニーニ指揮・NBC交響楽団・ハイフェッツ「ヴァイオリン協奏曲」

   生きる喜びに涙する名演奏です。

 (2)シャルル・ミンシュ指揮・ロッテルダムフィル「交響曲第6番、田園」

   色彩豊かで、終楽章にいたると、心が開放され、幸福感いっぱいになります。

 (3)トスカニーニ指揮・NBC交響楽団「交響曲第3番、英雄」

   無限のエネルギーが湧いてきます。
      以 上   
<