なぜ、このお寿司やさんは
もっと幸せに!
160 (楽しい人生への道しるべ)
なぜこのお寿司屋さんは、潰れないのか?
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代表弁護士 米川耕一 平成18年6月21日
1.今回(160号)は、「なぜこのお寿司屋さんは、潰れないのか?」です。
私の事務所の近くでは、知っているだけでも4軒のお寿司屋さんが潰れています。
でも、あるお寿司屋さんは未だに多くのお客様が入っています。
美味しそうな外装ではないのに、とても不思議に思っていました。
2.あるとき、探検に行きました。
店に入ると、店員の皆さん5人が「は〜い、いらっしゃ〜い。」と笑顔で迎えてくれました。
ポッキーのTV・CMのような、おかめ顔をしています。
着席すると、お茶に加えて、焼き海苔がいきなり出てきました。
お好きなように食べてくださいと。
次に、げんこつ位の大きさの「でっかいお稲荷さん」が白いお皿に鎮座して出来ました。
次に、バナナが出てきました。
もう、滅茶苦茶ですね。
3.やがて、真打ち登場。
特上を頼みましたが、味は平均的で、特筆すべきものはありません。
お椀は美味しかったですが、寿司のワサビは効きすぎでした。
考えながら食べていると、女将が、お好きなチャンネルをどうぞと、テレビのリモコンを持ってきました。
滅茶苦茶ですが、ある意味、至れり尽くせりでした。
4.一息ついて、お会計。金額が2205円でしたので、3000円を渡すと、お釣りを800円くれました。
5円多かったのです。聞くと、サービスとのこと。
5.それまで話を交わすこともなかった私は、思わず「これもご縁(5円)ですね。」と、笑みを浮かべて、言ってしまいました。
6.店のそとまでお見送りです。ランチの客にですよ。
7.私は、理解しました。このお店は、味ではなく、「心の暖かさ」で勝負している素晴らしい店であったのです。
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以 上
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