人のために尽くしているだろうか
もっと幸せに!
163 (楽しい人生への道しるべ)
人のために尽くしているだろうか
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代表弁護士 米川耕一 平成18年8月31日
1.今回(163号)は、「人のために尽くしているだろうか。」です。
多くの方が言います:「人のために尽くそう。」「自分のことよりも人様のことを。」「他人の幸せを祈れば、自然にお金は入ってくる。」「当社はお客様を第一に考えています。」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
しかし、現実には、この考え方でどれほど多くの人が苦しんで来たことか。
「自分の会社の経営で精一杯だ。ボランティア等する余裕はない。自分は人の道に外れているのだろうか。いつか天罰が当たるのだろうか。」等と。
2.さて、@本当の偉人やA大病などの個人的な経験から人助けを堅く心に誓った人は別として、「人のため云々」は、その根本に「究極的には自分の利益を得るための手段として」という動機が隠されています(会社は利益を追求することが第一の使命であるのです。)。
従って、「人のため云々」と言ったり考えたりするとき、本人の心の奥にある「自分の利益の為」という願望との間で葛藤が生ずることになります。
この葛藤は、身体の変調、不幸な出来事を引きつけることになります。それでも「人の為に」なのでしょうか。
3.思うに、自分のところに入ってくるお金を使えば、そのお金は世の中に広く循環して人々の生活を支えることになります。
会社の維持・発展に必死であれば、従業員とその家庭の幸せ作りに貢献することになります。
さらに、自分が健康でいるように努力すれば、他の人に迷惑をかけなくてすみます。
4.つまり、「人の為に尽くすべし」いう教えは、一所懸命生きていれば自然に実践されているのです。
巨額のお金を寄付することやボランティア活動だけが人のために尽くす方法ではありません。
5.どんな教えでも、視野広く、洞察力深く考え直すことが肝要と思います。
*
以 上
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