101号
2004年3月23日 代表弁護士 米川 耕一
1.今回(101号)は、「波瀾万丈」です。
贅沢と言えば贅沢ですが、「会社の経営は安定しています。危険を冒して新しいことをやる必要もありません。」という社長さんに何人かお会いしました。
しかし、そのような方々でも悩みがあるのです。
「生活が安定しすぎて生き甲斐がありません。
まあ、夫婦仲良く歳をとってゆきます。」というものです。
2.私に言わせれば、安定しすぎた人生は死んだも同然です。
平成元年、私は、妻の希望で2億円のマンションを全額ローンで買いました。1ヶ月の返済額は90万円です。一晩考えましたが、「人生冒険だ!」で一気に毎月のローンが90万円増えてしまう道を選びました。
私の冒険はこれだけでは終わりませんでした。翌、平成2年、今度は、3億円のマンションを全額ローンで買うことを迫られました。月の返済額は200万円。全額利息ですから元本は全く減りません。3日考えました。
最後は、また、「人生冒険だ!」でした。こうして、毎月のローン・管理費などで月の返済額は300万円を越えてしまいました。
3.返済は本当に苦しくなりましたが、その苦しみの最中、営業の秘訣、心理学研究など私が必死で勉強したことが後に私の大きな財産になってゆきました。
そして、今では、「楽しい冒険だった。」と当時を懐かしく思い出すことが出来るゆとりもできました。
4.チャレンジ精神、冒険心など、近頃、積極性に欠けていると感じられている方は、思い切って、新規事業や欲望を徹底的に追及してみることを勧めます。
必ずや生き生きとして来ますし、身体も元気になります。
「ひとたび冒険に乗り出せば、凪もあれば、時化もある。しかし、それは全て人生のスパイス。我が人生は、常に、充実し、大成功。」
以 上
(次)
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