107号
2004年6月15日 代表弁護士 米川 耕一
1.今回(107号)は、「顔は心の鏡」です。
私が、あるレストランに行った時、親しい支配人に「オッ。婚約したね。」と言うと、支配人はビックリして「エッ。どうしてわかるんですか。」。
私の事務所の他の弁護士の秘書に「今日は、君の先生いないね。」と言うと、秘書は「エッ、どうしてわかるんですか。」。
2.前者については、顔色や身体が左右に微妙に揺れ動いていることから推察できますし、後者については、秘書の表情、皮膚の色つやから分かるのです。喜びや淋しさが表情などに表れているのです。
3.こわもてのヤクザと示談交渉していたとき、こちらが賠償に向けて誠意があると分かってもらえると、ヤクザの表情に安堵感が現れ、子供のような純真な表情に一瞬にして変わってしまいます。
元々心の中に残っている純真さが顔に現れたのでした。その後の示談交渉はスムーズに進みます。
4.このように、顔は心の状態を如実に現しますが、普通は「元気がない。」「悩んでいる。」「楽しそうだ。」位しか分からないでしょう。
しかしながら、身の回りの出来事を仔細に観察する癖をつけておくと、普通以上にいろいろなことを察することが出きるようになります。
5.そして、自分の事務所の改善すべき点、従業員の体調などもよく気づくようになってゆきます。
その結果、顧客誘因力が増し、事務所は大発展となるのです。
経営者は観察力をつけるべし。
以 上
(次)
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