108号
2004年6月30日 代表弁護士 米川 耕一
1.今回(108号)は、「苦しい状況を建設的に利用する。」です。ボーナスの時期は従業員にとっては楽しい時期ですが、経営者にとっては辛い時期でもあります。
ボーナスに加えて、源泉徴収税の支払、住民税の支払も重なり、益々気が重くなります。
2.そのような支払に苦しいときの対処法です。
話は変わりますが、ある目標を定めたら、それに向かって地道な努力を重ねて、一歩ずつ進んで行くことは人生全般において大切な姿勢です。
この考え方を支払が苦しいときに応用します。
3.私たちは知らず知らずのうちに、支払うべき経費の総額に対抗しています。
ボーナス支払1000万+源泉徴収税支払200万+住民税支払300万=1500万円という4つの数字の内、最大値である合計額1500万円に意識が向かってしまうのです。
4.ところが、住民税の支払、源泉徴収税の支払、ボーナスの支払時期はずらせますし、ボーナスだって全員同一日である必要はありません。
職種によって分けてもいいわけです。ずらす日数は数日でいいのです。
そして、別の日と定めた各支払が完了するたびに「最初の山を越えた。」「二つ目の山を越えた」と実感してみましょう。
「山」を越えるたびに、一仕事終えた「達成感」が沸き上がるはずです。
この達成感、喜びが潜在意識にしみこみ、「苦しい状況を利用して明るい気持ちを持つ」「明るい気持ちを持って、明るい未来を創造する」ことになるわけです。
5.ものごとには色々な解釈や、全く異なった利用方法があります。今回は、苦しい状況すら明るい未来を作る材料となりうるというお話でした。
以 上
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