2001年11月27日代表弁護士 米川 耕一
1. 今回は、「今日だけは(続)」です。
2. 前回、一日の最初に起きた気持ち、出来事に意味があると定めてその日一日はそれを大切にすることを書きましたが、お問い合わせが多いので、今回はその具体例を挙げて御説明いたしたいと思います。
3. 例1:日頃肥満でこまっていたところ、ある日の夜嘔吐してしまい、翌日は、苦しくて、朝、昼と食事がとれなくなってしまったが、お腹が多少凹んで、ある意味では目標が遂げられた。
これは、希望していた目標が思いもよらない方法で実現したことを意味します。
従って、その日一日は苦痛に顔をゆがめるのではなく、なにがあっても、その形式を問わず、自分のなんらかの希望が実現するプロセスであるとみなして我慢します。
4.例2:朝一番の訪問客が、渋滞にあって一時間遅れるとのこと。
この場合は、いらいらせずに、他の大事な仕事をする時間がとれたと喜ぶ。そして、その日だけは、他にも時間が予定どおりに行かないことが再度起こりうるので、そのようなものだと気持ちにゆとりを持つこと。
実際、このような場合、失念していた大切な仕事が他にあるはずです。
5.例3:予定していた入金がなく、朝からお金がない。暗い気持ちになりがちですね。
しかし、お金がなくともあるように振る舞ってなんとかその日一日を終えましょう。その日は、忍耐することを学習する一日ということにします。その日一日はどんなことがあっても「忍の一字」という精神で過ごします。
6.例4:朝一番で取引先からから苦情を言われた。不愉快になりそうな気持ちをじっと我慢します。
一日なにがあっても「ここは我慢。」の精神で。
以 上
(次)
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今日だけは 2