2002年1月25日 代表弁護士 米川 耕一
1. 今回は、「サービスの基本〜3つの「て」」です。
私は、仕事柄いろいろな職種の方と接する機会がありますが、繁盛しているお店や会社はサービスの基本がしっかりしています。
2.「丁寧」「低姿勢」「手堅く」の「て」で始まる3つの要素です。
3.弁護士業に例をとってみますと、判例・学説などを詳細に調査して「手堅く」行い、書類の作成は「丁寧」を旨とし、腰を低くして「低姿勢」で分かりやすい説明をするように心掛けるべしとなります。
4.3つの「て」のうちの一つが欠けてもクライアントは満足してくれません。例えば、いくら「丁寧」に説明しても、その言い方が高圧的で専門用語を濫発していては、反発されてしまいます。
5.実はこの三つの「て」は「誠実であること」から発生した具体的技術とも言い得ます。
顧客に満足してもらうため、つまり、顧客に誠意を尽くすためには、分かりやすく「丁寧」に、目線を同じに「低姿勢」で、そして、裏付けをしっかりさせ、顧客の利益を護るために「手堅く」するということになるわけです。
6.今度は、レストランを例に取ってみましょう。
料理は心を込めて「丁寧」につくります。顧客が多少わがままであっても「低姿勢」で顧客を持ち上げます。
そして、材料は「手堅く」良い食材を安価で仕入れるように努力し、料理を安く出せるようにします。
7.調子が今ひとつという会社の経営者の方は、顧客に対する自身および従業員の姿勢をチェックしてみてると、会社の発展のために何が欠けているか気づくことがきっとあると思います。
以 上
(次)
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3つの「て」