米川耕一法律事務所
迷いは魂を浄化する
       NEW! 募る想い(2)

 2003年6月30日 代表弁護士 米川 耕一

迷いは魂を浄化する今回は「募る想い(2)〜迷いは魂を浄化する。」です。


会社発展の方策59では、「募る想い〜愛の対象」を書きましたが、「それでも諦めきれず、苦しい。」という御相談をいくつかいただきました。


そこで、恋愛における苦しみの意味を考えてみましょう。


このような場合、まず、心を静かにして、「この苦しい状況の中で、逆に自分が何か良いことを得ていないか。」とじっくり自問自答してみてください。


すると、例えば、「いままで汚れた服を平気で着ていたが、きちんとするようになり、若返ったと言われるようになった。」などという外面的なことの他、「彼女の精神の美しさをいつも思い出すようになり、おかしな雑誌を見なくなった。」とか「子供の頃のような一途な気持ちを久しぶりに持った。」「彼のやさしさを自分も見習うようになった。」など苦しい想いを経験することによって自己の内面の純化が進んでいることを必ず感ずるはずです。


苦しい恋愛感情を持つことによって、自己の魂が浄化されているというとても積極的な面があったわけです。


さて、そのような自問自答をどんどん続け、一方、仕事などに集中していると、ある時、「フッ」と、気持ちが吹っ切れる時点に到達します。


これは、自分の迷いが振り切れたことを意味します。


すると、如何に自分の想いが自分自身によって束縛され、自由な心が失われていたかということに気付くでしょう。


そして、燃え上がっていた恋愛感情が沈静化してきます。


あたかも灼熱の地球の温度が適正になり、生命が誕生するようなものです。


気持ちが鎮静化して、それでも、相手を心から愛していると感じたら、それは磨かれ、澄み切った魂そのものが愛しているわけですから、行動に移ることが自然になります。


配偶者がいないのなら、正しい手順を踏んでプロポーズする、不倫ではないかと悩むのなら、離婚がどのような結果をもたらすかを検討し、それでも離婚をしたいと考えるのなら離婚の方向で配偶者や子ときちんと話を進めるということになるわけです。


                                    以 上
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