75号
2003年9月2日 代表弁護士 米川 耕一
今回(75号)は「何故、上を目指さないのか!」です。
最近、「ほどほどでいい。」という趣旨の発言を聞く機会が多くなっています。
会社は経費が払える程度でいいとか、豪邸に住まなくともいい、フランス料理なんか食べなくともサンマでいい、飛行機はエコノミーでいいなど。
このような軟弱な発言を聞く度に私の中の血が沸騰します。
これらの考えは、豪邸に住むような人は不幸になるとの誤った前提に立っています。
そんなことはありません。物質的に全てを得て、しかも精神的にも幸せな人だっているのです。
人間は限りなく成長できるように無限の能力を与えられています。
ファーストクラス・ビジネスクラスよりエコノミーの席の方が心の底からいいと思っているのならば、それでもいいでしょう。
しかし、本当はそうでないのならば、リッチな生活を目指すべきです。
自分が心から欲することをどんどん求めるべきです。
これを内と外を一致させて生きるといいます。
私は、どんなにお金がないときでも自分の心に忠実でした。
ある年、方位の良いパリに行くときに全くお金がありませんでしたが、エコノミーではなく、ビジネスクラスを選びました。
代金はカードで支払いました。
支払の目処なんかありません。
ただ、カードをうまく使い、決済までの一ヶ月間にビジネスクラスの料金の何倍ものお金を手に入れるとの固い決意を胸に秘めていました。
そして、この旅が私に大切なことを教えてくれるだろうと。
パリ滞在中は全てを忘れました。
その結果、潜在意識が強力に働き始めました。
旅の最後にタクシーに乗ってシャルル・ドゴール空港に向かうときに奇跡が始まりました。
タクシー運転手がかけたラジオからビートルズの「Let It Be.」が流れ始めました。
ビートルズが好きなわけではありませんし、普段聞くこともありませんが、その歌は特別でした。
歌の趣旨は「執着を手放せばうまく行くさ。」というものでした。
そして、私はパリ滞在中に全てを忘れ、手放していたのでした。
日本に帰ってきました。
仕事がどんどん来始め、航空券代を何倍も上回るようなお金が流れ込んできたのです。
人生は各人の思うとおりに転回してゆきます。
気持ちのよい豪邸に住んで、最高の料理を食べ、完全に健康で、仕事は順調で、全ての人から愛され、しかも、いつも心が豊かな人生が最高ではありませんか。
富=悪という誤った観念は捨て去りましょう。
以 上
(次)
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