87号
2003年11月12日 代表弁護士 米川 耕一
1.今回(87号)は、「フランス風キス」です。
意外に思われるかもしれませんが、レストランで「美味しかった。」とだけ言うことはシェフの心に響かないばかりか、本当は美味しくなかったのではないかと誤解されることが少なくありません。
日本人がだれでも定型的に使うありきたりの表現だからです。
2.驚かれるかもしれませんが、料理に感動すると、私はフランス流にシェフの頬にキスをしたり、抱きついたりします。
パリ風に4回であったり、モナコ風に2回であったりします。そのように自分を素直に表現し続けて来ましたので、今では、お店に愛され、色々なフレンチ、イタリアンレストランで高名なシェフが私達だけの料理を作ってくれるようにもなりました。
3.先日、本当に苦しんでいた方を催眠誘導し、さらに積極的方向に誘導し、立派なお店を経営している姿をイメージしていただいたことがあります。
その女性のイマジネーション能力は大変高度でした。その方は、前職を辞し、自分のお店をわずか数ヶ月で開店してしまわれました。
苦難を乗り越え、無事開店にいたった姿に感動した私は、店に着いたとたん、迷わず、私の嬉しい気持ちをフランス風で表現しました。料理、内装も素晴らしかったので帰りがけにもフランス風です。
4.慣れない人が、突然抱きついたら「この人おかしい。」と思われるのが落ちでしょう。
仕事も結構。しかし、人に好かれ、本当に人生を楽しむためには、心を素直にし、そして、それをそのまま表現する練習を意識して積まなければならないと私は思います。
以 上
(次)
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