願いは聞き届けられた

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　2003年7月7日　代表弁護士　米川　耕一

近々、新著「ラビット博士からの提言（２）　願いは聞き届けられた！」が刊行されます（実費３００円でお分けできます。）。

同著末尾で述べましたように、私は、著作中に大変な精神的試練を与えられました。

複数の人間の潜在的愛憎、思惑が複雑に絡み合った大問題の解決を一人で行うように迫られました。

他の人の助けを求めることはできませんでした。

私自身が、その圧倒的な精神的エネルギーに飲み込まれてしまうのではないかと思ったくらいです。

宗教書、心理学の文献、静思、祈りと様々な武器でなんとかその危機は脱しましたが、この精神的闘争、共時性から生じた多様な現象を通じて、私は、私の後半生を賭けて研究するテーマを与えられたことを知りました。

法律実務に心理学的手法を使うことは珍しくありませんが、私が課題として与えられたものは、全く新しい心理分析を法律問題に適用し、人が人を憎まずに、そして笑顔で問題を解決しようとする技法を探求するものです。

フロイト、ユング以来の心理学の研究成果の再検討、多くのケースの分析、私自身による実践、技法の整理など、行うべきことは沢山あります。

この研究に何年かかるかは分かりません。

しかし、数限りなくこなしてきた示談交渉での私の貴重な体験はこの新しい研究の為にあったのだということも分かりました。

今回は、道なき道を開拓してゆく「私の闘争宣言」でした。
　

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